セーフティーネットの政治経済学
リストラもペイオフも日本経済の傷を深くする。「自己責任」路線の矛盾を明らかにし、将来不安によるデフレから脱するための 信頼の経済学 を提唱する。
- シリーズ:ちくま新書
- 748円(税込)
- Cコード:0233
- 整理番号:214
- 刊行日:
1999/09/16
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:新書判
- ページ数:208
- ISBN:4-480-05814-1
- JANコード:9784480058140
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バブル期から今日に至るまで「自己責任」や「規制緩和」がいわれ続けている。こうした市場原理主義的な政策と、無節操な公的資金投入を繰り返した結果、デフレが深刻化している。長期停滞から抜けだし、失業や年金不足といった将来不安を解消するには、セーフティーネット(安全網)を張り替え、大胆な制度改革につなげていくことが不可欠だ。ハイリスク社会に警鐘を鳴らし、「市場か政府か」という二元論を超えた、第三の道を具体的に提唱する。
プロローグ 病気と誤診―なぜ不況が長期化したのか
第1章 経済学の失敗
第2章 セーフティーネットとは何か
第3章 市場の限界をどうとらえるか
第4章 グローバルスタンダードの落とし穴
第5章 セーフティーネットの再構築
第6章 第三の道―財政中立的な制度改革
エピローグ 信頼の経済学序説
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