二〇世紀の自画像

加藤 周一

歴史は復讐するか? 優れた文明批評家として時代を観察してきた著者が、体験に重ね合わせながら二〇世紀をふり返り、新たな混沌が予感される現代を診断する。

二〇世紀の自画像
  • シリーズ:ちくま新書
  • 定価:本体780円+税
  • Cコード:0236
  • 整理番号:553
  • 刊行日: 2005/09/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-06257-2
  • JANコード:9784480062574
加藤 周一
加藤 周一

カトウ シュウイチ

1919―2008年。東京生まれ。東京帝国大学医学部卒。早くからヨーロッパ文学や日本の古典文学を読む。戦後、多彩な執筆活動を展開。中村真一郎・福永武彦と『一九四六・文学的考察』『マチネ・ポエティク詩集』などを刊行。その他、『芸術論集』『羊の歌』(正・続)『夕陽妄語』『日本文学史序説』(上・下)『言葉と戦車を見すえて』など多くの著書があり、『加藤周一著作集』(全24巻)に集大成されている。つねに広い視野に立って、文明批評を展開。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学をはじめ、ドイツ、イギリス、アメリカ、スイス、イタリアの大学や、上智大学、立命館大学などで教鞭をとる。2004年、平和憲法擁護の「九条の会」の呼び掛け人となる。

推薦のことば

追悼・加藤周一 鷲頭力

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この本の内容

二〇世紀は日本にとって、アジアで最初の近代国家となりながら、そのアジア全域を巻き込んだ戦争を引き起こし、二度の原爆投下と未曾有の敗戦を体験すると同時に、近年では奇跡的な高度経済成長に続いてバブル崩壊とその後の十年を超える長期不況に直面するという、実にめまぐるしい百年間でもあった。空前の豊かさと膨大な人的犠牲という強烈なコントラストに彩られたこの世紀は、その時代を体験した人間にどのように映ったのだろうか。優れた文明批評家として知られる著者が、この百年を再考し、新たな混沌が予感される現代を診断する。

この本の目次

プロローグ―私の二〇世紀(一九二〇年代の東京
劇的な科学技術の進歩
科学のもたらす恩恵と破壊 ほか)
第1部 「戦後」とは何だったのか(「戦後思想」を語る
ヒロシマ、アメリカ、そしてナショナリズム)
第2部 戦後思想史の中の加藤周一(成田龍一)(「戦後」思想家としての出発
『雑種文化』の視座
「六〇年」/「六八年」の世界像と自己像 ほか)

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