割り箸はもったいない?  ─食卓から見た森林問題

田中 淳夫

エコロジー幻想が生んだ誤解

「割り箸が森林を破壊する」という言説がまかり通る日本。でも、それは本当なのか? エコロジストの独善性を検証し、林業の現場から環境問題の所在と構造を考える。

割り箸はもったいない?  ─食卓から見た森林問題
  • シリーズ:ちくま新書
  • 748円(税込)
  • Cコード:0261
  • 整理番号:658
  • 刊行日: 2007/05/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06364-9
  • JANコード:9784480063649
田中 淳夫
田中 淳夫

タナカ アツオ

1959年大阪生まれ。奈良県在住。静岡大学農学部林学科卒業後、出版社、新聞社等勤務を経て、現在フリーの森林ジャーナリスト。主に森林・林業や田舎暮らしをテーマにした執筆活動を行う。『割り箸はもったいない?』(ちくま新書)、『森を歩く 森林セラピーへのいざない』(角川SSC新書カラー版)、『森林からのニッポン再生』『田舎で起業!』『田舎で暮らす!』(いずれも平凡社新書)、『「森を守れ」が森を殺す』(新潮OH!文庫)、『里山再生』(洋泉社新書)などがある。

この本の内容

「割り箸が森林を破壊する」という言説がまかり通る日本。その論拠は「使い捨てだから」だという。でも、本当に割り箸は環境破壊の元凶なのだろうか?森を守る割り箸の役割に光を当て、自称エコロジストの独善的な論理を検証する。最も身近な木材から、中国の森林問題やヨーロッパの木材生産、はたまた日本の森と林業の未来について考える。

この本の目次

第1章 割り箸づくりの現場から
第2章 「もったいない」から生まれた割り箸
第3章 市場を席巻する中国製割り箸
第4章 寄せては返す、割り箸不要論
第5章 国産割り箸に未来はあるか
第6章 割り箸から読み解く環境問題

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