鉄道と日本軍

竹内 正浩

鉄道は国家なり

いつの時代も日本の急成長を支えた鉄道。その黎明期に、国内から半島、大陸へ、大日本帝国の勢力拡大に果たした役割とは。軍事の視点から国策鉄道の発展をたどる。

鉄道と日本軍
  • シリーズ:ちくま新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0265
  • 整理番号:863
  • 刊行日: 2010/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-06569-8
  • JANコード:9784480065698
竹内 正浩
竹内 正浩

タケウチ マサヒロ

1963年愛知県生まれ。北海道大学卒業後、JTBにて旅行雑誌などの編集に携わり、現在は、おもに地図、歴史、鉄道、旅などをテーマにしたフリーライターとして活躍している。著書には、『鉄道と日本軍』(ちくま新書)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』『地図と愉しむ東京歴史散歩 都心の謎篇』『地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇』(以上、中公新書)、『明治・大正・昭和 東京時空散歩』(洋泉社ムック)、『日本の珍地名』『地図もウソをつく』『戦争遺産探訪 日本編』(以上、文春新書)、『空から見える東京の道と街づくり』(実業之日本社)、『江戸・東京の「謎」を歩く』(祥伝社黄金文庫)、『地図で読み解く戦国合戦の真実』『地図だけが知っている日本100年の変貌』(以上、小学館)など多数。

この本の内容

鉄道は、いつの時代も最大の国家プロジェクトだった。同時に、鉄道は軍事と不可分のものでもあった。泰平の長い眠りから覚め、弱肉強食の熾烈な国際関係の渦に放り出された日本が、富国強兵政策のもとでひたすら国力涵養に努め、植民地化を免れて、列強の一角を占めることができた時期こそ、鉄道の黎明期だった。鉄道と軍事の一体化に努めたことにも、その力の源泉はある。国策としての鉄道に光を当て、日本の発展をたどる。

この本の目次

第1部 西南の役と鉄道(鉄道時代の幕明け
西南の役)
第2部 日清戦争と鉄道(東西両京幹線問題
富国強兵と鉄道
日清戦争)
第3部 日露戦争と鉄道(鉄道権益
ロシアの脅威
日露開戦
鉄道戦争)

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