東大生の論理 ─「理性」をめぐる教室

高橋 昌一郎

思考を鍛える10の論理

東大生は理詰めで、知的で、クールなの? 東大の論理学講義で行った対話をもとにして、その発想、論法、倫理にふれる。理性の完全性を考えなおす哲学エッセイ。

東大生の論理 ─「理性」をめぐる教室
  • シリーズ:ちくま新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0295
  • 整理番号:881
  • 刊行日: 2010/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06582-7
  • JANコード:9784480065827
高橋 昌一郎
高橋 昌一郎

タカハシ ショウイチロウ

1959年生まれ。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修士課程修了。テンプル大学専任講師などを経て、現在、国学院大学文学部教授。専門は、論理学・哲学。著書に『知性の限界』『理性の限界』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)『哲学ディベート』(NHKブックス)『科学哲学のすすめ』(丸善)などがある。

この本の内容

知的で、理詰めで、クール。論理的だけど頭でっかち。私たちがイメージする東大生は、教室でどのように反応しているのだろうか?本書では、アメリカ帰りの「アウトサイダー」教授が、東大の「論理学」の講義で行った「理性」をめぐる多彩なディスカッションをもとに、東大生の志向性を考察する。同時に、社会的ジレンマや神秘といったテツガク的な議論、東大特有の「進振り」や「シケタイ」、東大生の恋愛相談やブログなどにもふれる楽しい一冊。

この本の目次

「シラバス」と「男女関係の問題」
「二分法」と「詐欺」
「スモールワールド」と「東大生への挑戦」
「社会的ジレンマ」と「東大生からの挑戦」
「ナッシュ均衡」と「アヒルの選択」
「パレートの法則」と「マーフィーの法則」
「進学振分け」と「功利主義」
「哲学ディベート」と「推論」
「東大生の相談」と「科学者倫理」
「理性」と「神秘」
「東大生の視点」と「授業評価」

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可