吉田松陰 ─「日本」を発見した思想家

桐原 健真

思想家・松陰の
知られざる実像

2015年大河ドラマに登場する吉田松陰。維新の精神的支柱でありながら、これまで紹介されてこなかった思想家としての側面に初めて迫る、画期的入門書。

吉田松陰 ─「日本」を発見した思想家
  • シリーズ:ちくま新書
  • 902円(税込)
  • Cコード:0223
  • 整理番号:1101
  • 刊行日: 2014/12/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-06807-1
  • JANコード:9784480068071
桐原 健真
桐原 健真

キリハラ ケンシン

1975年生まれ。日本思想史。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。東北大学助手などを経て、現在、金城学院大学文学部准教授。著書『吉田松陰の思想と行動――幕末日本における自他認識の転回』(東北大学出版会、2009年)、共著『近代東アジアの経済倫理とその実践――渋沢栄一と張謇を中心に』(日本経済評論社、2009年)など。

この本の内容

幕末の尊王攘夷運動を主唱し、維新に大きな影響を与えた吉田松陰。失敗を繰り返し、太く短く終えたその生涯で、いかなる思想を抱いていたのか。膨大な書簡や意見書、著書を丹念に読み解くことで浮かび上がってきたのは、決して偏狭な原理主義者などではなく、海外の情勢に通じ、開かれた国際秩序像を持つ一個の思想家の姿だった。度重なる挫折にめげず、いかに「日本」を発見し、世界における我が国の自己像を獲得するに至ったか。その歩みを追い、「蹉跌の人」の実像に迫る。

この本の目次

第1章 若き兵学師範
第2章 「西洋」という他者
第3章 「日本」の発見
第4章 ペリーの「白旗事件」
第5章 「国際社会」のなかの「帝国日本」
第6章 「日本」という自己像の模索

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