年金不安の正体

海老原 嗣生

不満につけこみ、不公平を騒ぎ立て、制度が崩壊すると危機感を煽る。不安を利益に変える政治家や評論家、メディアのウソを暴き、問題の本質を明らかにしよう。

年金不安の正体
  • シリーズ:ちくま新書
  • 858円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1448
  • 刊行日: 2019/11/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-07265-8
  • JANコード:9784480072658
海老原 嗣生
海老原 嗣生

エビハラ ツグオ

1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエージェント入社。人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所へ出向、「Works」編集長に。現在、(株)ニッチモ代表取締役。人事・経営誌「HRmics」の編集長。『学歴の耐えられない軽さ』(朝日新聞出版)、『「若者はかわいそう」論のウソ』(扶桑社新書)、『就職に強い大学・学部』(朝日新書)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『雇用の常識 決着版 「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)など、著書多数。

この本の内容

いわゆる「老後資金二〇〇〇万円問題」や「マクロ経済スライド」とは何か。消費税と年金の関係は。賦課方式と積立方式はどこがどう違うのか。一部で期待されるベーシック・インカムの現実度は…。国民の不平不満につけこみ、世代間の違いを不公平だと騒ぎ立て、少子高齢化で年金制度が崩壊するなどと危機感を煽る。それらのほとんどは誤解や無理解から起こっているのだが、なかには明らかなフェイクも含まれている。不安を利益に変える政治家や評論家、メディアのウソを暴き、問題の本質を明らかにしよう。

この本の目次

序章 年金制度の本当の問題とは
第1章 積立方式では解決しない
第2章 厚労省が悪い、では解決しない
第3章 「年金は欲しいが高負担はいや」という世論
第4章 ウソや大げさで危機を煽った戦犯たち
第5章 ベーシック・インカムの現実度
第6章 昨今繰り広げられた、対立的な政治風景
終章 もっと本気で高負担社会

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