ことばの教育を問いなおす ─国語・英語の現在と未来

鳥飼 玖美子 著 , 苅谷 夏子 著 , 苅谷 剛彦

大学入学共通テストへの記述問題・民間試験導入などで揺れ動く国語教育・英語教育。ことばの教育はどうあるべきなのか、3人の専門家がリレー形式で思考する。

ことばの教育を問いなおす ─国語・英語の現在と未来
  • シリーズ:ちくま新書
  • 定価:本体840円+税
  • Cコード:0237
  • 整理番号:1455
  • 刊行日: 2019/12/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-07274-0
  • JANコード:9784480072740
苅谷 夏子
苅谷 夏子

カリヤ ナツコ

1956年生まれ。大田区立石川台中学校で、当時63歳だった国語教師大村はまの教室で2年半学ぶ。東京大学文学部国文科卒業。結城紬職人、シカゴ日本人学校補習校教員などを経て、現在「大村はま記念国語教育の会」事務局長。著書に、『教えることの復権』(大村はま、苅谷剛彦との共著、ちくま新書)、『評伝 大村はま――ことばを育て 人を育て』(小学館)ほか。

苅谷 剛彦
苅谷 剛彦

カリヤ タケヒコ

1955年東京生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ノースウエスタン大学大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)取得。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学、比較社会学。データの精緻な検証により、教育や日本社会について、鋭く的確な発言をしつづけている。著書に『大衆教育社会のゆくえ』(中公新書)、『知的複眼思考法』(講談社)、『階層化日本と教育危機』(第1回大佛次郎論壇賞奨励賞受賞、有信堂高文社)、『教育改革の幻想』(ちくま新書)、『学校って何だろう』(ちくま文庫)、『教育の世紀』(第27回サントリー学芸賞受賞、弘文堂)ほか。

この本の内容

学習指導要領の改訂や大学入学共通テストへの記述問題・民間試験導入で大きく揺れ動く国語教育・英語教育。本書では、この危機の時代に、国語と英語という「ことばの教育」にはそもそもどんな意味があるのか、そしてどうやって「ことばの力」を鍛えるのかを、それぞれの分野の専門家三名がリレー形式で思考する。私たちの思考の根本をつくるのは「ことば」である。その教育が、子どもたちの未来をつくる。「ことばの教育」を考えることこそが、いま大切なのである。

この本の目次

第1部 大村はまの教育(「国語力」は大丈夫か
母語と国語、外国語と英語
いきいきとした教室へ)
第2部 理論と実践、演繹と帰納(理論とは何か
演繹的思考と帰納的思考
英語と国語の連携)
第3部 ことばの教育の未来(言語能力を鍛えるために
これからの言語教育へ向けて
大学入試改革を考える
徹底的に読み、書き、考える―ことばの力の鍛え方)

読者の感想

2020.6.20 風来坊

教育という生業の基本に据えるべきことを、鋭く、厳しく、問い直させてくれる。表題に教科名が登場するけれど、広く学校とは何か、教える・学ぶとはどういうことか、等々を考えるよい指針を提示していると思う。
立論の核として取り上げられる国語教育者・大村はまを、より多くの教育者、保護者が知っていていいと思う。

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