「失敗の本質」と戦略思想 ─孫子・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因

西田 陽一 著 , 杉之尾 宜生

名著『失敗の本質』に採り上げられた例も含め、日本陸海軍の戦いを『孫子』とクラウゼヴィッツ『戦争論』により再検討。日本人に欠ける戦略思考の活性化を図る。

「失敗の本質」と戦略思想 ─孫子・クラウゼヴィッツで読み解く日本軍の敗因
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,034円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:1457
  • 刊行日: 2019/12/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-07278-8
  • JANコード:9784480072788
杉之尾 宜生
杉之尾 宜生

スギノオ ヨシオ

1936年鹿児島市生まれ。ラ・サール高校4期。防衛大学校5期(1961年)。陸上自衛隊入隊。第7師団戦車大隊(北千歳)、第1師団偵察隊(練馬)などを経て、防衛大学校助教授、教授(元1等陸佐)を歴任。2000年定年退官。戦略研究学会、クラウゼヴィッツ学会などの会員として戦史・戦略の研究に邁進中。著書に『失敗の本質』(共著、中公文庫)、『戦略の本質』『撤退の本質』(共著、日経ビジネス人文庫)、『現代語訳 孫子』(編著、日本経済新聞出版社)など、訳書にマイケル・ハンデル『孫子とクラウゼヴィッツ』(共訳、日本経済新聞出版社)がある。

この本の内容

『失敗の本質』は、日本陸海軍の戦略・作戦の失態を鋭く分析した組織論研究の古典的存在とされている。だが、今も日本ではその教訓が十分に学ばれているとは言い難い。戦略思考の源流は、古代の『孫子』に始まり、一九世紀のクラウゼヴィッツの『戦争論』で深化され、現代でも米国・中国の各軍大学校において真剣に学習されている。これら戦略古典でもって『失敗の本質』に採り上げられた例も含め日本陸海軍の戦いを再検討し、現代日本の賢慮なる戦略思考の活性化を図りたい。

この本の目次

第1章 政治・外交・経済と軍事の関係はどうあるべきか
第2章 ミッドウェー作戦
第3章 ガダルカナル作戦
第4章 インパール作戦
第5章 マリアナ沖海戦
第6章 レイテ海戦
第7章 沖縄戦と終戦経緯

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