異人論序説
内と外とが交わるあわい、境界に生ずる〈異人〉という豊饒なる物語を、さまざまなテクストを横断しつつ明快に解き明かす危険で爽やかな論考。
内部 外部、秩序 混沌、清浄 不浄、自己 他者などの無限に反復される二元論のうえにたえまなく分泌されるもの。境界をつかさどる聖なる司祭―〈異人〉。この、内と外とが交わるあわいに生ずる豊饒なる物語を、さまざまなテクストを横断しつつ明快に解き明かす、危険な魅力にみちた論考。
序章 〈異人〉―漂泊と定住のはざまに
第1章 〈異人〉の考古学(境界・無縁・コムニタス
市・交通・異界
ほかいびと・まれびと・やまびと
聖痕・不具・逸脱)
第2章 〈異人〉の系譜学(王権・供犠・刑罰
天皇・賎民・職人
亡命・遊行・芸能)
第3章 〈異人〉の現象学(われら・かれら・バルバロス
周縁人・境界人・通過儀礼
内なる他者・無意識・狂気)
終章 さらに、物語のかなたへ
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可