東京 下町山の手

E・サイデンステッカー 著 , 安西 徹雄 翻訳

2008年春、復刊。

江戸の面影の残る下町と新興の山の手。文明開化から大震災まで、モダン都市への変貌を描くアメリカ日本文学研究の泰斗によるエレガントな東京論。

東京 下町山の手
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:サ-1-1
  • 刊行日: 1992/12/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:4-480-08029-5
  • JANコード:9784480080295
E・サイデンステッカー
E・サイデンステッカー

サイデンステッカー,E

1921年アメリカのコロラドに生まれる。1947年から50年にかけて外交官として滞日。コロンビア、ハーヴァード、東京大学で日本文学を専攻。コロンビア大学教授などを歴任。1975年『源氏物語』の全訳を完成。著書に『異形の小説』『源氏日記』『私のニッポン日記』など、英訳書に『細雪』『雪国』『山の音』などがある。2007年没。

安西 徹雄
安西 徹雄

アンザイ テツオ

1933年、松山市生まれ。上智大学大学院博士課程修了。上智大学名誉教授。専攻、英文学。シェイクスピア研究の第一人者であるとともに、演劇集団「円」を拠点に、演出にも携わっている。主な著書:『英文翻訳術』『仕事場のシェイクスピア』『英語の発想』(以上、ちくま学芸文庫)、『彼方からの声』(筑摩書房)、『シェイクスピア──書斎と劇場のあいだ』(大修館書店)、『シェイクスピア劇四〇〇年』(NHK出版)他、主な訳書:チェスタトン『正統とは何か』(春秋社)、サイデンステッカー『東京 下町山の手』(ちくま学芸文庫)他。

この本の内容

江戸の残照を映す下町と新興の山の手―。明治維新から大震災にいたるまでの東京は、新と旧、洋風と伝統の風俗文化が渾然と融けあう不思議な魅力を醸しだしたひときわ鮮やかな光芒を放つ都市であった。江戸の町からモダン都市へと変貌していく東京の原風景をアメリカ日本文学研究の泰斗が深い愛着をこめて描いた香気あふれる傑作。

この本の目次

1 終末、そして発端
2 文明開化
3 二重生活
4 デカダンスの退廃
5 下町 山の手
6 大正ルック

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