ヒメの民俗学

宮田 登

生死の境界や神との交信、性愛の場に発現した「女の力」の諸相と変容を渉猟し、人々が抱いた畏敬の根源を探る代表作。
【解説: 森下みさ子 】

ヒメの民俗学
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,100円+税
  • Cコード:0139
  • 整理番号:ミ-2-3
  • 刊行日: 2000/12/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-08585-8
  • JANコード:9784480085856
宮田 登
宮田 登

ミヤタ ノボル

1936年、神奈川県生まれ。東京教育大学文学部卒業。同大学大学院修了。筑波大学教授、神奈川大学教授を務める。著書として『ミロク信仰の研究』『都市民俗論の課題』『江戸のはやり神』『妖怪の民俗学』『ケガレの民俗誌』など多数。その関心は民俗学にとどまらず、日本史学、人類学等、周辺諸学におよび、研究の成果は国内外で評価された。2000年に逝去。

この本の内容

十人並みの女に発現する突然の怪力、女中の身辺におこるポルターガイスト現象、人柱となって村を救う行きずりの女…。彼女らは、生死の淵や神との交信、性愛の場において濃密で重要な役割をはたした。男性の力とは対称的なこの不可思議な威力を駆使する女を人びとは尊敬と畏怖をもって「ヒメ」と呼んだ。古代に礎を置き、現在にいたるまでその残留が見られる「ヒメ」の力の多様な変遷と、決して表立つことのなかった女性民俗の諸相を訪ね歩き、男性が「女の力」に抱く恐怖の根源とその本体を探る代表作。

この本の目次

1 ヒメの力(女の大力と見世物
祭りと女の力
女の怪力
女人島)
2 ヒメ殺し(女の家
嫁殺し
花嫁の死
お菊の死
母と子
お鶴の死)
3 花と犬(花と女
椿姫
女と犬)
4 遊女と妖怪(巫女から尼へ
境の遊女たち
池袋の女
女と妖怪
魔女と鬼女
鏡花と女妖)
5 ヒメの民俗学(女の大役
お月さまいくつ
女と洗濯
女の髪
女の契約
女の講
女の色(赤)
女の色(白)
主婦権のこと)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳


 男性   女性 

 公開可   公開不可