大数学者

小堀 憲

激動の人生が紡ぎ出す
現代数学誕生夜話

決闘の凶弾に斃れたガロア、革命の動乱で失脚したコーシー……激動の十九世紀に活躍した数学者たちの、あまりに劇的な生涯。
【解説: 加藤文元 】

大数学者
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:コ-32-1
  • 刊行日: 2010/02/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09277-9
  • JANコード:9784480092779
小堀 憲
小堀 憲

コボリ アキラ

1904〜1992年。福井県生まれ。1929年京都帝国大学卒業。第三高等学校教授、京都大学教授、京都府立大学学長を歴任。京都大学名誉教授。1973年レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ章)受勲。専門は複素解析学。著書に『大数学者』(ちくま学芸文庫)、『複素解析学入門』(朝倉書店)、『物語数学史』(新潮社)、訳書にコーシー『微分積分学要論』(共立出版)などがある。

この本の内容

1832年5月29日夜、刻一刻と迫る決闘の瞬間に追い立てられながら、2篇の論文を書き残したエヴァリスト・ガロア。凶弾に斃れ死を悟った彼は、「僕は、20歳で死ぬためには、あらんかぎりの勇気を奮ったのだよ」とつぶやいたという。しかし彼の遺した方程式論は、その後“ガロア理論”として大発展することになる―。激動の19世紀に、二十代で不朽の業績を挙げた大数学者たちにはそれぞれの劇的な生涯があった。ガロアのほか、ガウス、コーシー、アーベル、ヴァイエルシュトラス、リーマンを軸に現代数学誕生夜話をドラマチックに描き、多くの若者に夢と勇気を与えてきた名著。

この本の目次

1 ガウス
2 コーシー
3 アーベル
4 ガロア
5 ヴァイエルシュトラス
6 リーマン

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可