数学の自由性
幻のエッセイ集復刊!
大数学者が軽妙洒脱に学生たちに数学を語る! 60年ぶりに復刊された人柄のにじむ幻の同名エッセイ集を含む文庫オリジナル。
【解説: 高瀬正仁 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,430円(税込)
- Cコード:0141
- 整理番号:タ-27-2
- 刊行日:
2010/03/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:352
- ISBN:978-4-480-09281-6
- JANコード:9784480092816
- 在庫 ×
和算から洋算へ、時の明治政府は大きく舵を切る。高木貞治はまさにその時代に生まれた。帝国大学数学専攻の同学年生はわずか3人。将来を嘱望されるなか、ヒルベルトのもとへのドイツ留学を経て、相対アーベル体論としての類体論を構築した世界的数学者は、若い数学者を次々と育てるとともに、学生や向学心に燃える人々に数学の魅力を語った。その語り口には巧まぬユーモアがにじみ出ていた。本書は60年ぶりに復刊となる同名エッセイ集を中心に、「過渡期の数学」「訓練上数学の価値」や「一数学者の回想」など、大数学者の人となりをうかがわせる作品を集めた。文庫オリジナル。
数学の自由性
過渡期の数学
訓練上数学の価値 附数学的論理学
どうすれば数学の力を養うことができるか
自然数論について
数学・世界・像
オイレル方陣について
現代数学の抽象的性格について
数学教育偶感
一数学者の回想
中学時代のこと
明治の先生がた
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