身ぶりと言葉
「この一冊がぼくを変えた」
松岡正剛
先史学・社会文化人類学の泰斗の代表作。人の生物学的進化、人類学的発展、大脳の発達、言語の文化的機能を壮大なスケールで描いた大著。
【解説: 松岡正剛 】
人類の進化の本質とは、突き詰めてみれば何なのか。本書は人間を動物から区別する二つのもの「身ぶり」と「言葉」から、この大きな問いに迫ってゆく。ここで言う「身ぶり」とはたんなるしぐさに留まらない。技術を含む文化的行動様式いっさいを含んでいる。二足歩行によって頭蓋と手足を発達させた人類が、いかにして「知性」を育み、記憶を外部のアーカイブに託していったのか。その後の文明的価値観に大きな変更をもたらした新たな「欠乏と制御」とは。壮大なパースペクティヴのもと、人の進化に理論的かつ実証的に迫った、スリリングな大著。
第1部 技術と言語の世界―手と顔が自由になるまで(人間像
脳髄と手
原人と旧人 ほか)
第2部 記憶と技術の世界―記憶とリズムその1(記憶の解放
身ぶりとプログラム
ひろがる記憶)
第3部 民族の表象―記憶とリズムその2(表象の古生物学への序説
価値とリズムの身体的な根拠
機能の美学(感性論) ほか)
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