私の世界文学案内 ─物語の隠れた小径へ

渡辺 京二

生きる糧となる物語

文学こそが自らの発想の原点という著者による世界文学案内。深い人間観・歴史観に裏打ちされた温かな語り口で作品の世界に分け入る。
【解説: 三砂ちづる 】

私の世界文学案内 ─物語の隠れた小径へ
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,200円+税
  • Cコード:0198
  • 整理番号:ワ-11-4
  • 刊行日: 2012/02/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-09433-9
  • JANコード:9784480094339
渡辺 京二
渡辺 京二

ワタナベ キョウジ

1930年京都生まれ。旧制第五高等学校を経て、法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所特別研究員。主な著書に『評伝宮崎滔天』(書肆心水)、『渡辺京二評論集成』全四巻(葦書房)、『北一輝』(毎日出版文化賞受賞、ちくま学芸文庫)、『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞受賞、平凡社ライブラリー)、『江戸という幻景』『アーリイモダンの夢』(ともに弦書房)、『黒船前夜』(大佛次郎賞受賞、洋泉社)、『維新の夢』『民衆という幻像』(ともにちくま学芸文庫)、『女子学生、渡辺京二に会いに行く』(共著、亜紀書房)などがある。

この本の内容

人はなぜ小説を読むのか。父から娘への手紙という形をとって、本書ではさまざまな小説の中に人生の“隠れた小径”を探ってゆく。「家族に対するわだかまり」「自分にひそむかたよりの感覚」「人間の金銭欲とは」などの身近な切り口から、世界の代表的な文学を取り上げる。ドストエフスキー『罪と罰』、トルストイ『戦争と平和』から、デュラス、モラヴィア、カルペンティエールまで、作品の大筋と読みどころを紹介。深い人間観・歴史観に裏打ちされた温かい語り口で、作品の豊饒な世界と、文学を読む愉しみを語る。はじめて小説の扉を開く人のための格好の入門書。

この本の目次

1(トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』―自分にひそむかたよりの感覚
カフカ『変身』―家族に対するわだかまり
バルザック『従兄ポンス』―人間の金銭欲のすさまじさ
スタンダール『パルムの僧院』―情熱によって行動する人間のけだかさ ほか)
2(ギュンター・グラス『猫と鼠』―戦争で消えた友への鎮魂歌
フィリップ・ロス『狂信者イーライ』―ユダヤ人自身の反撥と吸引
ソール・ベロウ『犠牲者』―被害妄想の悪夢
アラン・シリトー『屑屋の娘』―庶民のなかの“生”の瞬間 ほか)

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