われわれの戦争責任について
日本の責任はまだ果たされていない!ドイツの戦後を終わらせた「責任論」不朽の名作で考える
時の政権に抗いながらも侵略国の国民となってしまった人間は、いったいにどう戦争の罪と向き合えばよいのか。戦争責任論不朽の名著。
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,210円(税込)
- Cコード:0110
- 整理番号:ヤ-25-1
- 刊行日:
2015/03/10
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:256
- ISBN:978-4-480-09669-2
- JANコード:9784480096692
- 在庫 切れ中
哲学者ヤスパースは、第二次大戦敗戦戦直後、「戦後」を生き抜く指針となる、敗戦国民の責任の取り方を論じた。曰く罪の種類を刑法上の罪、政治上の罪、道徳上の罪、形而上的な罪に四分類し、刑罰の対象を個人のレベルに限定しつつ、国民全体としては侵略の歴史を保持し続けることで罪を償うというもの。戦勝国の罪にも触れながら責任のありかを追究した本書の思索は、いまなお、あらゆる戦争責任論のベースとなっている。
ドイツにおける精神的状況に関する講義の序説(大学の現状、新たな自由)
罪の問題(区別の図式
ドイツ人としての問題)
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