人間とはなにか 上 ─脳が明かす「人間らしさ」の起源

マイケル・S・ガザニガ 著 , 柴田 裕之 翻訳

人間を人間たらしめているものとは何か? 脳科学界を長年牽引してきた著者が、最新の科学的成果を織り交ぜつつその核心に迫るスリリングな試み。

人間とはなにか 上 ─脳が明かす「人間らしさ」の起源
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0145
  • 整理番号:カ-47-1
  • 刊行日: 2018/03/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-09851-1
  • JANコード:9784480098511
マイケル・S・ガザニガ
マイケル・S・ガザニガ

ガザニガ、マイケル・S

1939年生まれ。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(心理学)。同大学「SAGE心の研究センター」所長。カリフォルニア工科大学でロジャー・スペリーの指導を受け、心理生物学のPh.D.を取得。分離脳や右脳/左脳の研究で知られる認知神経科学の世界的権威。おもな著書に、『社会的脳』『脳のなかの倫理』『〈わたし〉はどこにあるのか』などがある。

柴田 裕之
柴田 裕之

シバタ ヤスシ

翻訳家。早稲田大学、Earlham College(米国)卒業。おもな訳書に、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』、フランス・ドゥ・ヴァール『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』、マット・リドレー『繁栄』(共訳)などがある。

この本の内容

人間はほかの動物といったい何が違うのか。「人間らしさ」は、いつ、どのようにして芽生えたのか。この永遠の謎に、右脳/左脳や分離脳の研究などで知られる認知神経科学者マイケル・S・ガザニガが挑む。人類の進化の過程は、類人猿がいくつかの初期人類を経てホモ・サピエンスへと至る図によって、しばしば説明される。だが、人間が誕生したそのとき、ある決定的な位相変化が生じたはずだと著者は主張する。その変化とははたして何か。そのとき、脳には何が起こったのか―。上巻では、脳の構造から見た人間と動物との相違を概観したのち、社会性、倫理、情動といった人間の諸特性が検討される。

この本の目次

第1部 人間らしさを探究する(人間の脳はユニークか?
デートの相手にチンパンジー?)
第2部 ともに生き抜くために(脳と社会と嘘
内なる道徳の羅針盤
他人の情動を感じる)

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