個人空間の誕生  ─食卓・家屋・劇場・世界

イーフー・トゥアン 著 , 阿部 一 翻訳

広間での雑居から個室住まいへ。回し食いから個々人用食器の成立へ。多様なかたちで起った「空間の分節化」を通覧し、近代人の意識の発生をみる。

個人空間の誕生  ─食卓・家屋・劇場・世界
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 定価:本体1,300円+税
  • Cコード:0125
  • 整理番号:ト-2-3
  • 刊行日: 2018/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-09886-3
  • JANコード:9784480098863
イーフー・トゥアン
イーフー・トゥアン

トゥアン,イーフー

1930年中国で生れる。中国系アメリカ人。オックスフォード大学で修士号、カリフォルニア大学バークレー校で博士号取得。現在、ウィスコンシン大学マディソン校名誉教授。70年代に現象学的地理学の旗手として颯爽と登場し、今日では、世界的な第一人者として知られている。本書のほか『空間の経験』『トポフィリア』『愛と支配の博物誌』『コスモポリタンの空間』『感覚の世界』『モラリティと想像力の文化史』などがある。

この本の内容

人間と環境の関係を追い続ける地理学者トゥアン。本書では、個人の自由を求めつつ共同体にあこがれてきた人間による、“空間の分節化と再統合”の過程を追う。大騒ぎの食卓から用途別の食器とテーブルマナーが確立した食事へ、広間での雑居から個室への引きこもりへ、観客と役者が一体化した劇から純粋に見る劇へ―豊富な事例で浮かびあがるのは、ヨーロッパ近代における個人意識の発生だ。中国等の事例に照らし、「部分」に目をこらしつつ「全体」を求める「自己」は、一地域の歴史的産物であることを解明。人間社会を、空間の分節と統合という二つの運動の均衡状態として読み直す。

この本の目次

全体(分節化・意識・自己
結合体)
部分(飲食とマナー
家屋と家庭
劇場と社会
環境と視覚)
自己(自己
自己と再構成された全体)

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