ドゥルーズ ─解けない問いを生きる【増補新版】

檜垣 立哉

ドゥルーズの哲学は、いまという時代に何を問いかけるか。生命、テクノロジー、マイノリティといった主題を軸によみとく。好評入門書の増補完全版!

ドゥルーズ ─解けない問いを生きる【増補新版】
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:ヒ-18-1
  • 刊行日: 2019/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-09958-7
  • JANコード:9784480099587
檜垣 立哉
檜垣 立哉

ヒガキ タツヤ

1964年埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中途退学。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。専攻は哲学、現代思想。生命の哲学を中心としたテーマで研究を続けている。著書に『生と権力の哲学』(ちくま新書)、『ベルクソンの哲学』(頸草書房)、『ドゥルーズ』(日本放送出版協会)、『西田幾多郎の生命哲学』(講談社現代新書)、『賭博/偶然の哲学』(河出書房新社)などがある。

この本の内容

いまや「現代思想」の枠を越え、多方面に圧倒的な影響を及ぼしているドゥルーズ。一見、“反‐哲学”的にもみえるその思考は、あらゆる「根拠」というものが失われた現代において、哲学はいかにして可能かを掘り下げるものだ。では、ドゥルーズの哲学は、いまという時代にどのような問いを投げかけているだろうか。本書は、「生命」「テクノロジー」「マイノリティ」といったテーマを軸にすえ、その核心を読み解く試みである。ドゥルーズの苦闘を、いまを生きぬく哲学として平明な言葉で描き出した快著に、大幅な増補をほどこした入門書の決定版!

この本の目次

第1部(はじめに―解けない問いがあらわになってくること
世界とは解けない問いである―ドゥルーズの“哲学”素描
“私”ではない“個体”が生きること―結論に代えて)
第2部(マイノリティとテクノロジー
自然について―『千のプラトー』
マイナーサイエンス/マイナーテクノロジー
金属と冶金術師
徒党集団―マイノリティの存在様態
マイノリティと政治
生命の政治倫理学へ)

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