源氏物語 第五巻 御法〜早蕨
女のことが怖い男。
愛が信じられない女。
紫の上を追うように源氏も没し、物語は、その息子・薫と孫の匂宮を軸に次世代へ移る。いよいよ二人が宇治の姫君たちと出会う「宇治十帖」へ。
最愛の妻・紫の上を亡くした後の一年を悲嘆の内にすごした源氏は、「雲隠」する。源氏没後、物語はその息子・薫と、孫の匂宮を中心に、次世代へ。出自に疑問を持ち、恋愛に消極的な源氏の息子・薫と、源氏の孫で恋愛に熱しやすい匂宮。なにかと並び称される二人の貴公子の紹介と、縁者たちの消息が語られたのち、二人が宇治の姫君たちと出会う「宇治十帖」へ、愛に臆病な男女の姿がリアルに描かれる。
御法
幻
雲隠
匂宮
紅梅
竹河
橋姫
椎本
総角
早蕨
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