高原好日 ─20世紀の思い出から
印象深い風景の中での豊かな交友を興の赴くままに記した「随筆」集
夏の軽井沢を精神の故郷として半世紀以上を過ごした著者が、その地での様々な交友を回想し、興の赴くままに記した「随筆」集。
【解説: 成田龍一 】
著者は戦前昭和から、日本にいる限り、夏の数ヶ月を信州の高原で過ごした。そして堀辰雄や立原道造に始まり、中村真一郎や福永武彦、中野/好夫、朝吹登水子、辻邦生、岩波茂雄、臼井吉見、丸山眞男、武満徹など、多くの人々との出会いを愉しんできた。その70年に及ぶ交友を回想し、「連想によって人から人へ移り、気分によって風景から風景へ彷」った航跡を綴った随筆集。
堀辰雄
堀多恵子
立原道造
尾崎行輝
中野好夫
片山敏彦
赤松新
兼常清佐
中野重治〔ほか〕
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