競売ナンバー49の叫び

トマス・ピンチョン 著 , 志村 正雄 翻訳

「謎の巨匠」の暗喩に満ちた迷宮世界。突然、大富豪の遺言管理執行人に指名された主人公エディパの物語。郵便ラッパとは?
【解説: 巽孝之 】

競売ナンバー49の叫び
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ひ-7-3
  • 刊行日: 2010/04/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-42696-3
  • JANコード:9784480426963
トマス・ピンチョン
トマス・ピンチョン

ピンチョン,トマス

1937年5月8日ニューヨーク州ロング・アイランド生まれ。主な著書に『V.』(63年)、『重力の虹』(73年)、『スロー・ラーナー』(84年)、『ヴァインランド』(90年)、『Mason&Dixon』(97年)、『Against the Day』(2006年)、『InherentVice』(09年)がある。

志村 正雄
志村 正雄

シムラ マサオ

1929年東京生まれ。東京外国語大学および鶴見大学名誉教授。訳書に、『競売ナンバー49の叫び』(ピンチョン、筑摩書房)、『旅路の果て』(バース、白水社)ほか多数。

この本の内容

「謎の巨匠」の「探偵小説」仕立ての、暗喩に満ちた迷宮世界。ある夏の日の午後、主人公エディパは、大富豪ピアス・インヴェラリティの遺言管理執行人に指名されたことを知る。偽造切手とは?郵便ラッパとは?立ち現われる反体制的なコミュニケーションの方法とその歴史。短編「殺すも生かすもウィーンでは」を併録。暗喩読解のための解注も増補した。

この本の目次

競売ナンバー49の叫び
殺すも生かすもウィーンでは

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