新ナポレオン奇譚

G.K.チェスタトン 著 , 高橋 康也 翻訳 , 成田 久美子 翻訳

馬が駆け、剣が交わされる
そこは未来のロンドン

未来のロンドン。そこは諧謔家の国王のもと、中世の都市に逆戻りしていた……チェスタトンのデビュー長編小説、初の文庫化。
【解説: 佐藤亜紀 】

新ナポレオン奇譚
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0197
  • 整理番号:ち-12-1
  • 刊行日: 2010/07/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-42720-5
  • JANコード:9784480427205
G.K.チェスタトン
G.K.チェスタトン

チェスタトン,G.K

G.K.チェスタトン(Gilbert Keith Chesterton):1874?1936年。ロンドン生まれ。イギリスの作家、詩人、批評家。美術学校を中退後文筆生活に入り、政治評論や文芸批評、評伝、小説など幅広い分野で活動した。「ブラウン神父」シリーズが、推理小説の古典として知られている。その他の著書に『木曜の男』『正統とは何か』など。

この本の内容

1904年に発表されたチェスタトンのデビュー長編小説、初の文庫化。1984年、ロンドン。人々は民主主義を捨て、籤引きで専制君主を選ぶようになっていた―選ばれた国王は「古き中世都市の誇りを復活」させるべく、市ごとに城壁を築き、衛兵を配備。国王の思いつきに人々は嫌々ながら従う。だが、誇りを胸に故郷の土地買収に武力で抵抗する男が現れ、ロンドンは戦場と化す…幻想的なユーモアの中に人間の本質をえぐり出す傑作。

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