ひと皿の記憶 ─食神、世界をめぐる

四方田 犬彦

人は食べるとき、
思い出を食べている。
書下ろしエッセイ。

諸国を遍歴した著者が、記憶の果てにぼんやりと光るひと皿をたぐりよせ、追憶の味(あるいは、はたせなかった憧れの味)を語る。書き下ろしエッセイ

ひと皿の記憶 ─食神、世界をめぐる
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 924円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:よ-28-1
  • 刊行日: 2013/05/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-42927-8
  • JANコード:9784480429278
四方田 犬彦
四方田 犬彦

ヨモタ イヌヒコ

四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。

この本の内容

「食べものとは失われた時間であり、もはや記憶のなかにおぼろげにしか蘇ってこない何ものかであったのだ」。日本の山椒、釜山のコムタン、ナポリの蛸、タンジェのミントティー―。数多くの国に滞在した経験をもつ著者が、記憶の果てにぼんやりと光るひと皿をたぐりよせ、追憶の味(あるいは、はたせなかった憧れの味)を語る。熟達した文章でつづる書き下ろしエッセイ。

この本の目次

1(奥能勢の鮎
伊丹の酒粕 ほか)
2(京畿道のスジョングァ
釜山のコムタン ほか)
3(バンコクのケーン
イサーンの鶏 ほか)
4(イタリアの料理学校の思い出
フィレンツェのビフテキ ほか)

読者の感想

2013.5.14 ムムリク

食は記憶なり
まさにその通りだと思いながら読みました。


私自身、子供のころ食べた鰯の水炊きが忘れられません。
鰯をぶつ切りにして、白菜、豆腐、ネギを入れて、つけだれは
醤油ベースで大根おろしにダイダイを絞って。
あー食べたくなってきた。
本書にあるロシアのサラダ、作ってみましたが、さっぱりして
美味しかったです。

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