白土三平論

四方田 犬彦

カムイが歴史を、
サスケが博物学を語る。
漫画批評の金字塔

60年代に社会構造を描き出した『カムイ伝』、蜂起の歴史哲学を描いた『忍者武芸帳』等代表作、そして「食物誌」まで。文庫版への書き下ろしを収録。

白土三平論
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:よ-28-2
  • 刊行日: 2013/09/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:512
  • ISBN:978-4-480-43099-1
  • JANコード:9784480430991
四方田 犬彦
四方田 犬彦

ヨモタ イヌヒコ

四方田 犬彦(よもた・いぬひこ):1953年生まれ。批評家・エッセイスト・詩人。著作に『見ることの塩』(河出文庫)、翻訳に『パゾリーニ詩集』(みすず書房)がある。

この本の内容

自然を前にした人間の卑小さを語り、階級闘争を鼓舞、古代神話を説いて博物史に到る。慢画家白土三平の本質とは何か。幼少時から白土作品に深く魅了されてきた著者による体系的研究の書。出自、貸本漫画時代、蜂起の哲学を描いた『忍者武芸帳』、階級差別を問う『カムイ伝』、そして食物誌まで、巨匠の全体像に迫る。漫画図版多数。文庫化に当たり、後日談「白土三平先生との一夜」を加筆。

この本の目次

1 漫画家になるまで
2 初期の貸本漫画
3 『忍者武芸帳』
4 六〇年代前半の長編
5 六〇年代前半の短編
6 『カムイ伝』
7 『神話伝説』と『女星』
8 カムイのその後
9 白土三平の食物誌
10 結論

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