カムイ伝講義
現在と未来を見る鏡
白土三平の名作漫画『カムイ伝』を通して、江戸の社会構造を新視点で読み解く。現代の階層社会の問題が見えると同時に、エコロジカルな未来もみえる。
江戸学の第一人者が、白土三平の名作漫画『カムイ伝』を通して、江戸の社会構造を新視点で読み解く。そこから今の時代が照射される。江戸の階級制度から現代の格差・貧困社会が、一揆の伝統から現代のデモが、そして江戸時代の肥料から未来の循環型社会が見えてくる。漁師、マタギ、綿花や蚕を育てる人々、女、子ども。自らの手で生産する、武士とは別の生き方。文庫版まえがき、あとがき収録。
第1章 『カムイ伝』の空間と時間
第2章 夙谷の住人たち
第3章 綿花を育てる人々
第4章 肥やす、そして循環する
第5章 蚕やしない
第6章 一揆の歴史と伝統
第7章 海に生きる人々
第8章 山に生きる人々
第9章 『カムイ伝』の子どもたち
第10章 『カムイ伝』の女たち
第11章 『カムイ伝』が描く命
第12章 武士とは何か
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