その後の慶喜 ─大正まで生きた将軍
幕府瓦解から大正まで、30歳で歴史の表舞台から姿を消した最後の将軍の“長い余生”を近しい人間の記録を元に明らかにする。解説 門井慶喜
1867年、大政奉還を行った徳川慶喜は歴史の表舞台から姿を消し、1913年に没するまで時代との係わりを断って静かに暮らした。旧幕臣たちとの微妙な関係、狩猟や写真など多岐にわたる趣味、たくさんの子どもを作った家庭人としての側面、そして自分を追い落とした明治政府と皇族への感情。謎に包まれた「最後の将軍」の長い余生を第一人者が鮮やかに浮かび上がらせる。
プロローグ 表舞台から姿を消した徳川慶喜
第1部 静岡時代の徳川慶喜(恭順表明から静岡に至るまで
言動を律する趣味人―明治初年代
取り戻されたゆとり―明治十年代
身内・知己の死と新しいものへの関心―明治二十年代)
第2部 東京時代の徳川慶喜(修復された皇室との関係―公爵授与以前
老いと自分史への協力―公爵授与以後)
エピローグ 家範の制定と慶喜の死
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