談志最後の落語論

立川 談志

伝説のロングセラー『現代落語論』をはじめ、落語に関する多くの著作を残し、亡くなる直前まで「落語」を愛し、格闘し続けた立川談志。「落語とは人間の業の肯定である」との名言を記してから二十五年。「イリュージョン」「江戸の風」「志ん生」「三語楼」等のキーワードを基にさらなる進化を遂げた落語・落語家論の集大成。 解説 サンキュータツオ

談志最後の落語論
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 814円(税込)
  • Cコード:0176
  • 整理番号:た-88-1
  • 刊行日: 2018/10/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-43544-6
  • JANコード:9784480435446
立川 談志
立川 談志

タテカワ ダンシ

1936年東京生まれ。落語家。52年、5代目柳家小さんに入門、63年、真打に昇進「立川談志」を襲名。71年、参議院議員当選。83年、落語協会を脱会し、落語立川流を創設。抜群の古典落語の芸と個性的な時事論、鋭い落語論、芸人論で熱狂的ファンが多く、ビートたけし、爆笑問題、故中村勘三郎、甲本ヒロトなど他ジャンルの支持者も多い。2011年没。著書に『現代落語論』(三一書房)、『新釈落語噺』(中央公論新社)、『談志楽屋噺』(文春文庫)、『談志百選』『立川談志遺言大全集』全14巻(講談社)、『談志の落語』全9巻(静山社文庫)など多数。

この本の内容

伝説のロングセラー『現代落語論』をはじめ、落語に関する多くの著作を残し、亡くなる直前まで「落語」を愛し、格闘し続けた立川談志。「落語とは人間の業の肯定である」との名言を記してから二十五年。「イリュージョン」「江戸の風」「志ん生」「三語楼」等のキーワードを基にさらなる進化を遂げた落語・落語家論の集大成。

この本の目次

第1章 落語、この素晴らしきもの(人間の「業」とは何か
落語は「非常識」を肯定する ほか)
第2章 「自我」は「非常識」をも凌駕する(「自我」を発散する滑稽噺
“そのワンフレーズ”のために ほか)
第3章 “それ”を落語家が捨てるのか(軽蔑の言葉にもなる「上手い」
どこが上手いのか判らない ほか)
第4章 そして、三語楼へとたどりつく(「金語楼が欲しいなあ」
文楽と小さんだけは判らない ほか)
第5章 芸は、客のために演るものなのか(客もグロテスクを喜ぶ
よみうりホール『芝浜』の真意 ほか)

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