キャッツ・アイ
宝石収集家の死、暗号と失われた権利書、隠し部屋探し。複雑に絡み合う謎を解き明かすソーンダイク博士の活躍。英国黄金時代ミステリの名作。
助けを求める若い女性の叫び声に、帰宅途中の弁護士アンスティが駆けつけると、そこには男女が激しく組み合う姿が。男は逃走、脇腹を刺された女性を運び込んだ近くの邸では、主人が宝石コレクションの陳列室で殺害されていた。事件は単純な強盗殺人に思われたが、被害者の弟ローレンス卿は警察の捜査に納得せず、ソーンダイク博士の出馬を要請する。本格推理に冒険的要素を加えた黄金時代ミステリ。
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