ブルース・リー ─李小龍の栄光と孤独
天才子役、
アクション映画の大スターとなる。
「ドラゴン」と呼ばれた俳優の詩と真実。
1973年、ドラゴンと呼ばれた男は32歳で逝った。その後も絶えることなく神話化されるブルース・リー。子役時代を含め、その全体像を描き出す。
- シリーズ:ちくま文庫
- 1,100円(税込)
- Cコード:0123
- 整理番号:よ-28-4
- 刊行日:
2019/07/09
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:416
- ISBN:978-4-480-43598-9
- JANコード:9784480435989
- 在庫 問合せ
ブルース・リーこと李小龍は、単なるクンフー俳優ではない。香港映画界に天才子役としてデビュー。メロドラマで観客の紅涙を絞らせ、アクション映画の地図を塗り替えた。享年32歳。疾風のごとき人生。アジア人の容貌ゆえにハリウッドでは差別され、ドイツ人の血を受けていたため、香港でも疑惑の眼を向けられた。この天才俳優の全作品を分析、洋の東西を越えたその哲学を論じる、アジア映画研究の決定版。
第1部(李小龍以前と以後
李小龍の生涯)
第2部(『金門女』
一九五〇年代の香港映画界
『細路祥』と『苦海明燈』
『慈母涙』から『人海孤鴻』
童星とは何か
アメリカでの武者修行
李小龍の著述活動
ハリウッドでの活躍)
第3部 (香港功夫映画のあゆみ
『唐山大兄』(『ドラゴン危機一発』)―移民労働者
『精武門』(『ドラゴン怒りの鉄拳』)―抗日ナショナリズム
『猛龍過江』(『ドラゴンへの道』)―西欧との対決
『死亡遊戯』―修復と神話化
李小龍の行動様式
ナショナリズムと香港の表象
李小龍の後に
ブルース・リーとイエス)
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