鉄に聴け 鍛冶屋列伝
鍛冶がつくる鉄の道具は、人間に様々な営みを可能にする。包丁、鉈、刀。用途にあった刃物をつくる鍛冶屋を訪れ、技能の深奥と職人の執念に迫るルポ
鍛冶は火を自在に操り、鉄を打ち鍛え、使い手の用途にあわせて造形を調整する。包丁、鉈、刀など、練達の職人技によって生み出される鉄の道具は、人間のさまざまな営みを可能にし、日本の文化と社会を支えてきた。鍛冶修業を続けてきた著者が、名工を訪れ、伝統的な鍛冶文化の深奥と職人たちの執念を描く体験ルポルタージュ。
1(鮎の切り出しナイフ―「三代助丸」碓氷金三郎(新潟県与板町)
ブッシュナイフ―稲越登(鉈鍛冶、新潟県三条市)
魚捌きナイフ―矢矧幸一郎(鋏鍛冶、千葉県館山市) ほか)
2(鞴
火床
治具 ほか)
3(鍛冶炭―久保田照夫(炭焼き人、岩手県九戸村)
研ぎ―江川保(研ぎ師、東京都)
剣鉈―山中秀人(山師、埼玉県秩父市) ほか)
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