空の空なればこそ

堀田 善衞

混迷の中に暮れ行くこの「極端なる世紀」。ダイアナ、フーリガンからスイス銀行の〈犯罪〉まで、'95〜'97年の三年を悠々と見すえた『ちくま』好評連載の同時代評。

空の空なればこそ
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1998/01/20
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:216
  • ISBN:4-480-81416-7
  • JANコード:9784480814166
堀田 善衞
堀田 善衞

ホッタ ヨシエ

1918年、富山県高岡市に生まれる。慶応大学文学部フランス文学科 を卒業。1952年、「広場の孤独」その他の作品により芥川賞を受賞。主な作品に『海鳴りの底から』、『若き日の詩人たちの肖像』、『方丈記私記』、『ゴヤ』、『スペイン断章』、『定家明月記私抄』、『ミシェル 城館の人』などがある。50年に及ぶ文業は、『堀田善衞全集・全16巻』(筑摩書房)に集成されている。1998年没。

この本の内容

ダイアナ、フーリガンからスイス銀行の「犯罪」まで―混迷の中に暮れ行く「極端なる世紀」の終幕をしなやかに見すえる。

この本の目次

薬屋三態
ルネサンス終焉か
思想家としてのローマ法王ヨハネ・パウロ二世
善隣国宝記
終末論
小さな一歩
極端なる世紀
コンピューター時代
ヨーロッパからの便り
ワレ、核爆発ス、故ニ、ワレ、存ス。〔ほか〕

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