薔薇の沈黙 ─リルケ論の試み
『ドゥイノの悲歌』『オルフォイスに寄せるソネット』に結実する詩人の歩みを、作品の具体的分析を通じて明らかにする、{@EBD3}文学の認識の到達点を示す未完の遺著。
- シリーズ:単行本
- 2,420円(税込)
- Cコード:0098
- 整理番号:
- 刊行日:
2000/01/18
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:A5変判
- ページ数:196
- ISBN:4-480-83802-3
- JANコード:9784480838025
- 在庫 ×
辻文学の認識の到達点を示す遺著。1994〜95年発表の文章を全面的に改稿したまま著者の死によって未完に終わった注目のリルケ論。『マルテの手記』から『ドウィノの悲歌』に登高する詩人の厳しい探求を、作品の具体的分析を通じて明らかにして、著者自身の認識の高みに至る誠実な歩み。
1 変容すること
2 “固有の死”を失うこと
3 物語が崩壊するとき
4 セザンヌからの死
5 “愛する女”の肖像
6 夢のなかの部屋
7 天使のプロフィール
8 天使の現われる場所
9 委託を果す者
10 遠ざかる死者たち
11 見ることの果て
12 大戦のなかの孤独な島
13 “開かれた空間”の声
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