日本中世都市の世界

網野 善彦

非農業民による交流と文化の場としての日本中世都市論を実証的に展開し、封建制とは何かを再考、新たな中世・近代社会論、時代区分論を提唱する。

日本中世都市の世界
  • シリーズ:単行本
  • 5,126円(税込)
  • Cコード:0021
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1996/01/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:384
  • ISBN:4-480-85696-X
  • JANコード:9784480856968
網野 善彦
網野 善彦

アミノ ヨシヒコ

1928─2004年。山梨県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学特任教授を歴任。歴史家。専攻は日本中世史、日本海民史。著書:『蒙古襲来』『日本中世の非農業民と天皇』『無縁・公界・楽』『異形の王権』『日本社会の歴史(上・中・下)』『「日本」とは何か』『日本の歴史をよみなおす(全)』『日本中世都市の世界』他多数。

この本の内容

中世考古学、文献史学などのさまざまな角度から、現代にも通底する流通、商業、自治、自由などの中世の諸問題を実証的に追究。非農業民、都市民の世界である新たな中世社会像を提唱する画期的論集。

この本の目次

序章 中世都市研究の現状と課題
第1章 中世における「無縁」の意義
第2章 若狭の駆込み寺―万徳寺の寺法をめぐって
第3章 「公界」と公界寺
第4章 中世都市論
第5章 鎌倉の「地」と地奉行
第6章 西の京と北野社
第7章 伊勢国桑名
第8章 近江国堅田
第9章 近江国船木北浜
第10章 備後国「草戸千軒」
終章 中世都市研究の問題点と展望

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