エンゲルス ─マルクスに将軍と呼ばれた男

トリストラム・ハント 著 , 東郷 えりか 翻訳

マルクス再評価の気運の中で、今日、不当に忘れられ断罪されてきた不世出の革命家エンゲルス。彼は何を考え何をなし得たのか。その思想と人間に迫る決定版評伝。

エンゲルス ─マルクスに将軍と呼ばれた男
  • シリーズ:単行本
  • 4,290円(税込)
  • Cコード:0023
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2016/03/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:528
  • ISBN:978-4-480-86132-0
  • JANコード:9784480861320
東郷 えりか
東郷 えりか

トウゴウ エリカ

上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書にフェイガン『古代文明と気候大変動』『水と人類の一万年』、セン『人間の安全保障』、スジック『巨大建築という欲望』ほか。

この本の内容

常にマルクスの名と共に語られてきた革命家フリードリヒ・エンゲルス。自らは産業革命の揺籃地マンチェスターで家業の綿工場を経営しながら、40年にわたって友人カール・マルクスとその家族の生活を支え、マルクスの死後は、生前刊行がかなわなかった『資本論』第2巻、第3巻を完成させた人物だ。マルクスが再評価される中で不当にも忘れ去られ、マルクス思想をねじ曲げた張本人とまで断罪されるエンゲルスとは、一体何者だったのか。彼は何を考え、何をなし得たのか。不世出の革命家エンゲルスの思想と人間に迫る決定版評伝。

この本の目次

序文 忘れられた彫像
第1章 シオンのジークフリート
第2章 竜の種
第3章 黒と白のマンチェスター
第4章 少々の忍耐と若干の威嚇
第5章 限りなく豊作の四八年
第6章 さまざまな灰色のマンチェスター
第7章 悪徳商売の終わり
第8章 リージェンツ・パーク・ロードの大ラマ僧
第9章 マルクスのブルドッグ
第10章 ついに第一バイオリンに
エピローグ ふたたびエンゲリス市へ

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