ゾンビ経済学 ─死に損ないの5つの経済思想

ジョン・クイギン 著 , 山形 浩生 翻訳

なぜ、破綻した経済理論が
幅を利かせているのか?

経済学では、既に破綻した理論がゾンビのごとく復活し、幅をきかせている! 効率的市場仮説ほか5つの経済学説を、誕生・死・ゾンビ化の流れに沿って徹底検証。

ゾンビ経済学 ─死に損ないの5つの経済思想
  • シリーズ:単行本
  • 2,860円(税込)
  • Cコード:0033
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2012/11/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:312
  • ISBN:978-4-480-86417-8
  • JANコード:9784480864178

この本の内容

かつて一世を風靡し、政策にまで影響を及ぼした経済理論は、本当に正しかったのか?本書はこう答える―「経済学では、既に破綻した思想や理論が、破綻したあとも、ゾンビのごとく復活し、幅をきかせているのだ」と。大中庸時代説(安定した経済がずっと続く)、効率的市場仮説(市場は合理的でバブルは起きない)、DSGE(ミクロ的基礎付けを持つマクロ理論が重要)、トリクルダウン説(金持ちが豊かになれば貧困層にも恩恵がある)、民営化など。これらの経済理論は、世界金融危機のなかで、正当性を否定されたはずだった。なのに、いまだゾンビのごとく市場や経済界に跋扈して、あるべき経済理論を生みだす妨げとなっている。5つの理論は、どのように誕生し、どのような生涯を送り、どのように死に絶え、さらには復活を遂げてゾンビとなったのか―。

この本の目次

第1章 大中庸時代
第2章 効率的市場仮説
第3章 動学的確率的一般均衡(DSGE)
第4章 トリクルダウン経済学
第5章 民営化
結論 二一世紀の経済学とは

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