愛の衣裳 感情のイコノグラフィー

伊藤 俊治

時代のネガフィルムとしての裸体イメージを手がかりに、二十世紀の身体と感情の屈折を執拗に追う刺激的な論考。クロソウスキーらの作品から探る未知の肉体。

愛の衣裳 感情のイコノグラフィー
  • シリーズ:単行本
  • 2,862円(税込)
  • Cコード:0072
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1990/05/24
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-87140-3
  • JANコード:9784480871404
伊藤 俊治
伊藤 俊治

イトウ トシハル

1953年生まれ。美術史家/美術評論家。現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。著書に『ジオラマ論』『20世紀写真史』など多数ある。

この本の内容

時代のネガフィルムとしての裸体イメージ、欲望のメディアとしての衣裳を手掛かりにベルメール、アウターブリッジ、クロソウスキーらの作品を論じつつ20世紀の夜にざわめく〈いまだ知られざる身体〉の可能性を展望する。

この本の目次

拘束のモルフォロジー―打つ身体、打たれる身体
金属と色彩のエロス―ポウル・アウターブリッジの世界
踊る脚の奇跡―ピエール・モリニエのプライヴェート・フィルム
聖なる欲動―ピエール・クロソウスキーの世界
匿名の肉体、匿名の空間
鏡の性のバロック―イリナ・イオネスコの世界
愛の衣裳
裸体と衣裳―衣裳からメディアへ
身体映像の澱―フランシス・ピカビアの肉体絵画
現実という衣裳、身体というモード

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