象徴としての女性像 ─ジェンダー史から見た家父長制社会における女性表象

若桑 みどり

国家の象徴、男を滅ぼす悪者……男は女をどう描いてきたのか。美術史上の女性像の成立と受容をたどり、その波瀾万丈な変遷を跡づける画期的ジェンダー美術論。

象徴としての女性像 ─ジェンダー史から見た家父長制社会における女性表象
  • シリーズ:単行本
  • 5,390円(税込)
  • Cコード:0071
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2000/05/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:528
  • ISBN:4-480-87321-X
  • JANコード:9784480873217
若桑 みどり
若桑 みどり

ワカクワ ミドリ

1935-2007年。東京芸術大学美術学部芸術学専攻科卒業。1961-63年、イタリア政府給費留学生としてローマ大学に留学。専門は西洋美術史、表象文化論、ジェンダー文化論。千葉大学名誉教授。『全集 美術のなかの裸婦寓意と象徴の女性像』を中心とした業績でサントリー学芸賞、『薔薇のイコノロジー』で芸術選奨文部大臣賞、イタリア共和国カヴァリエレ賞、天正遣欧少年使節を描いた『クアトロ・ラガッツィ』で大佛次郎賞。著書に『戦争がつくる女性像』『イメージを読む』『絵画を読む』『象徴としての女性像』『お姫様とジェンダー』『聖母像の到来』など多数。

著者に関する情報

追悼・若桑みどり[全文を読む]

この本の内容

家庭内では出産・育児を引きうけ、また劣等であるがゆえ社会から遠ざけられ、さらに、男をたぶらかす悪者とされてきた、物言わぬ「女」たち。彼女らがどのようにとらえられ、表象されてきたか―その波瀾万丈な変遷を丹念にたどる新しい美術史。

この本の目次

第1章 女神の没落
第2章 禍いをもたらす女
第3章 ルクレティア―ファロス(男根)の帝国
第4章 紡ぐ女―アテナとアラクネ
第5章 女英雄ユーディットの変容

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