パン屋の手紙 ─往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで
試行錯誤を二人三脚で愉しむ
建築家とクライアントの記録
ある日、東京の建築家・中村好文のもとに北海道のパン職人から設計依頼の手紙が届いた。建築家と一緒に試行錯誤しながら建てた、質素で豊かな暮らしのかたち。
どうぞ私たちの夢、小さなパン小屋をお願いいたします。―ある日、東京の建築家・中村好文のもとに北海道のパン職人から、設計依頼の手紙が届いた。試行錯誤を二人三脚で愉しむ建築家とクライアントの普請の記録。
はじめまして。北海道真狩村に住む神幸紀と申します…
「パン小屋」の設計、喜んでお引き受けします
私はパン窯にも神が宿るのだと信じずにはいられません
誠実な暮らしを丸ごと受け容れている、簡素極まりない住宅に目を瞠る思いでした
自分たちの住む所くらいは自分たちの手で作ってみたい、という好奇心のほうが強かったように思います
問題はその木造を縁の下で支えている基礎部分です
もう少しパン屋の仕事、一日の流れ、そういったことを話さなければと思っています
懸念していたとおり、納屋の基礎の補強が思いのほか難問題で…
新築のパン小屋でも、気負うことなく、今と変わらぬ気持ちで働けたらと願っています
建物から中村さんの「肉声」を聴いたような気がしています〔ほか〕
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