上杉 勇司(うえすぎ・ゆうじ):1970年、静岡県沼津市生まれ。現在、早稲田大学国際学術院教授、沖縄平和協力センター副理事長。国際基督教大学卒業後、米国ジョージメイソン大学・紛争分析解決研究所で紛争分析解決学修士号取得。英国ケント大学国際紛争分析学博士号取得。フィリピン・ミンダナオ和平プロセスにて独立警察委員会に日本政府代表として派遣され、自治区における治安維持・警察活動に関する合意作成を支援し、フィリピン国家警察とモロイスラム解放戦線との協議を仲介。著書に『紛争地の歩き方』(ちくま新書、2023年)、『どうすれば争いを止められるのか』(WAVE出版、2023年)、『クーデター』(中公新書、2025年)、『変わりゆく国連PKOと紛争解決』(明石書店、2004年)、共著に『紛争解決学入門』(大学教育出版、2016年)、『国際平和協力入門』(ミネルヴァ書房、2018年)、『ワークショップで学ぶ紛争解決と平和構築』(明石書店、2010年)などがある。