筑摩叢書351 母性という神話

エリザベート・バダンテール

母性愛は本能などでなく、日常的に育まれる愛情であり、それを本能とする 神話 は近代社会がつくった幻想−−として女性の在り方に再考を促す問題提起の書。

筑摩叢書351 母性という神話
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 2,862円(税込)
  • Cコード:0336
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1991/05/31
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:408
  • ISBN:4-480-01351-2
  • JANコード:9784480013514

この本の内容

いわゆる「母性愛」は、本能などではなく、母親と子どもの日常的なふれあいの中で育まれる愛情である。それを本能とするのは、父権社会のイデオロギーであり、近代がつくりだした幻想である…。母性本能の神話性を論証し、母と子の関係、また女性の在り方に再考をうながした問題提起の書。1980年に出版されるや大論議をよんだ。その反響、批判をふまえた「新版への序文」を付す。フェミニズム歴史学の最良の成果の一つ。

この本の目次

第1部 愛の不在(父権・夫権の長い支配
1760年以前の子どもの地位
母親の無関心)
第2部 新しい価値―母性愛(子どもの弁護
新しい母親)
第3部 強いられた愛(ルソーから受け継いだ道徳論あるいは「ソフィー、その娘たち、孫娘たち」
フロイトから受け継いだ医学論
神話と現実とのずれ)
楽園は失われたのか、見出されたのか

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