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筑摩選書

愛国・革命・民主

——日本史から世界を考える

時空を超える英知。 近代日本史を補助線にして、 世界と東アジアを理解する。

近代世界に類を見ない大革命、明治維新はどうして可能だったのか。その歴史的経験から、時空を超える普遍的英知を探り、それを補助線に世界の「いま」を理解する。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01577-8

Cコード

0321

整理番号

72

2013/08/08

判型

四六判

ページ数

352

解説

内容紹介

明治維新は近代世界に起きた革命のなかで最も注目に値するものだ。世襲身分制を覆す大革命であったにもかかわらず、犠牲者は極めて少なかった。平和的変革の道を探るとき、維新は大いに参考となるに違いない。本書は「愛国」「革命」「民主」の視角から近代日本の経験を抽出、これを用いて東アジアや西洋の経験を理解しようという試みである。いま直面する問題を解決するため歴史に英知を求める現代人、必読の書。

目次

愛国(問題・なぜ「愛国」を論ずるのか
定義・ナショナリズムの基本モデルと副次モデル
ナショナリズム形成の三局面―東アジア三国 ほか)
革命(問題・明治維新の謎
「復古」による「開化」―明治維新
フランス革命 ほか)
民主(問題・なぜ民主、あるいは政治的自由が必要なのか
民主化への様々なアプローチ
経路の多様性・様々なモジュール ほか)

著作者プロフィール

三谷博

( みたに・ひろし )

一九五〇年広島県福山市生まれ。歴史学者。専門は日本近世・近代史。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。学習院女子短期大学助教授、東京大学教養学部教授などを経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書に『明治維新とナショナリズム──幕末の外交と政治変動』(山川出版社)、『ペリー来航』(吉川弘文館)、『NHK さかのぼり日本史5──幕末 危機が生んだ挙国一致』(NHK出版)、『明治維新を考える』(岩波現代文庫)、共著に『東アジアの公論形成』『大人のための近現代史──19世紀編』(以上、東京大学出版会)、『歴史教科書問題』(日本図書センター)などがある。

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