極限の事態と人間の生の意味 ─大災害の体験から
最後に伝えたかったこと
東北大震災という巨大災害の体験を下に、ヨブ記やカント、ハイデガーやレヴィナスの思想を再考し、「認識のかなた」としての「人間の生」を問い直す。
東日本大震災という苛烈な、それゆえに理不尽であり不条理でもある体験に、著者は哲学者・キリスト者としてどう向き合ったのだろうか。自らの体験を元に、ヨブ記やカント、ハイデガーやレヴィナスの思想を手がかりとして、かけがえのない「人間の生」を考え抜いた、遺稿となった書き下ろしを含む12の論考。
1 大災害(大災害についての哲学的考察
大災害と人間の生の意味
目的論的自然観からの視覚)
2 絆(人間の絆の根底を考える
人間の絆と「無限」の栄光
寛容―人間の連帯の基礎としての他者の受容)
3 救い(日本的霊性の土壌
無となって自由になる
南無阿弥陀仏―万人はすでに救われている)
4 超越(神秘主義
自我と自己と共同体
自己への回帰)
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