消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神

橋本 努

行き詰まりを見せる資本主義社会。その変革には「脱資本主義の精神」が必要であり、ミニマリズムにはそこへ通じる回路がある。その原理と展望を示した待望の書!

消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神
  • シリーズ:
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0333
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2021/06/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-01731-4
  • JANコード:9784480017314
橋本 努
橋本 努

ハシモト ツトム

橋本 努(はしもと・つとむ):1967年、東京都に生まれる。横浜国立大学経済学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科課程単位取得退学。博士(学術)。現在、北海道大学大学院経済学研究科教授。シノドス国際社会動向研究所所長。専攻は社会経済学、社会哲学。主な著書に、『自由原理――来るべき福祉国家の理念』(岩波書店)、『解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『経済倫理=あなたは、なに主義?』(ともに、講談社選書メチエ)、『自由の論法 ポパー・ミーゼス・ハイエク』(創文社)、『帝国の条件 自由を育む秩序の原理』(弘文堂)、『自由に生きるとはどういうことか 戦後日本社会論』『学問の技法』(ともに、ちくま新書)、『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』(筑摩選書)など多数。

この本の内容

いくらモノを買っても幸福感は訪れず、世界各地で経済格差が広がり、環境危機が深刻化する―。資本主義社会が直面するこれらの問題を乗り越えるには何が必要か?身の回りのモノを捨て、最小限のモノで暮らすミニマリズムには、資本主義の支配力に抗して新たな文化を生み出す「脱資本主義の精神」に通じる回路があるという。今も圧倒的な支配力をもつ資本主義の「魔法」から抜け出すべく、「消費ミニマリズム」を多角的に検証し、その可能性を論じた画期的な思想書である。

この本の目次

第1章 消費ミニマリズムの流行とその背景
第2章 消費社会とその批判
第3章 正統と逸脱の脱消費論
第4章 ミニマリズムの類型分析
第5章 ミニマリズムの倫理
第6章 ミニマリズムと禅
第7章 資本主義の超克

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可