連帯論 ─分かち合いの論理と倫理
〈連帯〉という言葉はすでに有効性を失っているのだろうか……。思想史的検討を経て、連帯が人間の基本構造であることを提示し、言葉の彫琢を試みた初の論考。
“連帯”という言葉はすでに有効性を失っているのだろうか―。人間一人ひとりは欠如を抱えているが、複数人が結合すると一人では不可能な過剰が生まれる。この欠如と過剰を往還するなかでわれわれの日々の生は形づくられる。本書は、連帯の定義・分類・歴史から始まり、経済や宗教との関わり、そして連帯それ自体が持つ困難について包括的に考察した初の論考。人間の存在構造として連帯を捉え、その可能性をいま一度問いなおす。
序章 問題としての連帯
第1章 連帯の類型と定義
第2章 社会的連帯論の系譜
第3章 政治的連帯論の系譜
第4章 市民的連帯の圏域
第5章 現代における展開
第6章 キリスト教の連帯論
第7章 連帯経済とは何か
第8章 人間的連帯と倫理
終章 連帯の限界と未来
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可