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筑摩選書

世界文学の名作を「最短」で読む

——日本語と英語で味わう50作

定価

1,870

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01737-6

Cコード

0397

整理番号

219

2021/10/12

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

シェイクスピア、ジョイス、エミリ・ディッキンソン、ダンテ、ホメロス、古事記、カフカ、フイッツジェラルド、ジーン・リース、ヴァージニア・ウルフ、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ……誰もが知る名作から、世界では有名だけど日本ではあまり知られていない作品まで、詩、小説、戯曲の「名作」50作品の「おいしいところ」を集めたアンソロジー。磨かれた日本語訳、英語原文(他言語から英語への翻訳を含む)、詳細な解説、というわずか4頁で作品のエッセンスをつかみとる。それぞれの作品を原則として14行以下でつまみぐいする、異例の「世界文学」名作集である。

目次

1 ことばと沈黙(ホメロス『オデュッセイア』/ずる賢さが身を助ける
サッポー「アナクトリアに捧げる頌歌」/魂が叫ぶ抒情詩 ほか)
2 謎と不安(ソポクレス『オイディプス王』/運命がもたらす身の破滅
太安万侶編『古事記』/名が体をあらわす者たちのドラマ ほか)
3 愛と欲(オウィディウス『変身物語』/自己愛の心模様の実況中継
ダンテ・アリギエーリ『神曲』/この恋は地獄に落ちても後悔はない ほか)
4 野生と文明(ウィリアム・ワーズワース「問い返し」/書物を捨てて自然の中へ
サミュエル・テイラー・コールリッジ「年老いた船乗りの詩」/自然が人間に復讐をはじめるとき ほか)
5 ここと彼方(作者不明「漁師少年浦島」/物語歌のインパクト
袁枚「ふとしたときに」/真実を語るために嘘をつくひと ほか)

著作者プロフィール

栩木伸明

( とちぎ・のぶあき )

1958年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランド紀行』(中公新書)、『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞受賞)、訳書にウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』『聖母の贈り物』(国書刊行会)、キアラン・カーソン 『シャムロック・ティー』『琥珀捕り』(東京創元社)、コルム・トビーン『ブルックリン』(白水社)、ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』(みすず書房)などがある。

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