実証研究 東京裁判 ─被告の責任はいかに問われたか

戸谷 由麻 著 , デイヴィッド・コーエン

東京裁判の事実認定がいかになされ、各被告人の責任がどう問われたのかを実証的に解明。東京裁判の国際刑事裁判史上の功績を問い直し、その問題点を検証する。

実証研究 東京裁判 ─被告の責任はいかに問われたか
  • シリーズ:
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0321
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2023/06/14
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:978-4-480-01777-2
  • JANコード:9784480017772
戸谷 由麻
戸谷 由麻

トタニ ユマ

戸谷 由麻(とたに・ゆま):カリフォルニア大学バークレー校歴史学部で博士号取得。現在、ハワイ大学歴史学部教授。著書『東京裁判「神話」の解体――パル、レーリンク、ウェブ三判事の相克』(共著、ちくま新書)、『東京裁判――第二次大戦後の法と正義の追求』(みすず書房)、『不確かな正義――BC級戦犯裁判の軌跡』(岩波書店)。

デイヴィッド・コーエン
デイヴィッド・コーエン

デイヴィッドコーエン

デイヴィッド・コーエン(David Cohen):スタンフォード大学古典学部教授。同大学「人権と国際正義のためのセンター」教授および事務局長。著書『東京裁判「神話」の解体――パル、レーリンク、ウェブ三判事の相克』(共著、ちくま新書)、Law, Violence, and Community in Classical Athens (Cambridge University Press, 1995) など多数。

この本の内容

従来の東京裁判論は、主に政治・外交史を基調とし、また「日本無罪論」で知られるインド代表判事パルやオランダ代表判事レーリンクによる個別反対意見をもっぱら話題とし、本来の東京判決での多数意見を軽視してきた。本書は、東京裁判の事実認定がいかになされ、責任がどう問われたのかを実証的に解明。法廷で適用された責任論や、各被告人に対する判定の根拠を体系的に分析する。判決七五周年に向けて、東京裁判を国際刑事裁判史にどう位置づけて評価すべきか、その功績と問題点とを明らかにする。

この本の目次

第1章 裁判の歴史的文脈と枠組み
第2章 平和に対する犯罪の争点
第3章 日本政府組織論
第4章 戦争犯罪の争点
第5章 「東京判決」―多数派判事による判決
終章 今日の国際刑事裁判にみる責任論

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