科学はどこまでいくのか

池田 清彦

科学は本当に役に立つのか。人類の素朴な精神から生まれた科学の歴史を解読し、技術の進歩とともに巨大化した現代科学の問題を検証、そのゆく末を問いなおす。

科学はどこまでいくのか
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:8340
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1995/03/16
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:B6判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-04189-3
  • JANコード:9784480041890
池田 清彦
池田 清彦

イケダ キヨヒコ

1947年東京生まれ。東京教育大学理学部卒業、東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、現在、早稲田大学国際教養学部教授。専門は理論生物学、構造主義生物学。構造主義生物学の地平から多分野にわたって評論活動を行っている。主な著書は、『構造主義生物学とは何か』(海鳴社)、『分類という思想』(新潮社)、『新しい生物学の教科書』(新潮文庫)、『構造主義科学論の冒険』(講談社学術文庫)、『さよならダーウィニズム』(講談社選書メチエ)、『初歩から学ぶ生物学』(角川選書)、『ゼフィルスの卵』(東京書籍)、『やぶにらみ科学論』(ちくま新書)、『環境問題のウソ』(ちくまプリマー新書)など、多数。また、編著書に『遺伝子「不平等」社会』(岩波書店)、共訳書に『遺伝子神話の崩壊』(徳間書店)がある。

この本の内容

なぜか、現代人は科学に弱い。「科学」と名がつくだけで、ありがたがる。「科学的」と言われれば、一も二もなく信用してしまう。では、さて、そもそも科学とはいったい何なのか。真理と進歩の夢を追いかけながら巨大化し、なお自己増殖し続ける科学のありようを虚心に見つめ、ラディカルに展開する私たち自身のための科学論。

この本の目次

第1章 自然観と科学
第2章 真理という物語
第3章 客観性と科学
第4章 コトバと科学
第5章 科学は時間を捨てる
第6章 制度としての科学
第7章 科学のゆくえ

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