中世日本の内と外

村井 章介

国や民族をこえて行き交う人々の集団は時の権力にどんな影響を与えたか。中世の日本がたどった歩みを、朝鮮を中心にアジアの諸地域との比較を通じて意味づける。

中世日本の内と外
  • シリーズ:シリーズ・全集
  • 1,320円(税込)
  • Cコード:0321
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1999/04/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:B6判
  • ページ数:208
  • ISBN:4-480-04228-8
  • JANコード:9784480042286
村井 章介
村井 章介

ムライ ショウスケ

1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。日本列島周辺の9-17世紀を、広い「地域史」や「世界史」の文脈のなかで読み替えようと試みている。主な著書に、『世界史のなかの戦国日本』『境界をまたぐ人びと』『東アジア往還――漢詩と外交』などがある。

この本の内容

蒙古襲来が日本史に残した影響は大きく、かつ深い。しかしアジア的、あるいは世界史的視野からとらえなおすとどうなるか。天皇家が世界史上まれにみる長寿を保ちえたのはなぜか。足利義満は「日本国王」をどのように考えていたのか。中世の日本では国や民族をこえた人びとの集団が行き交っていた。そのことは時の権力にどのような影響を与えたのだろう。中世日本がたどった歩みを、朝鮮を中心にアジアの諸地域との比較を通じて意味づける。

この本の目次

第1章 自尊と憧憬―中世貴族の対外意識
第2章 陶磁器と銭貨と平氏政権―国境を往来する人ともの
第3章 鎌倉幕府と武人政権―日本と高麗
第4章 アジアの元寇―一国史的視点と世界史的視点
第5章 「日本国王」の成立―足利義満論
第6章 中世の倭人たち―国王使から海賊大将まで

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可